陶芸教室のお仲間から、アール・ヌーヴォーのガラス展に行かないかと誘われましたが、用事があると嘘をついて、断ってしまいました。陶芸が好きならガラスも好きだと思われるのかもしれませんが、私はその逆です。ガラスの展覧会なんて、怖いくらいです。
私は神経質な母親に育てられたせいで、極端な綺麗好きになってしまいました。綺麗好きというと、聞こえがいいかもしれませんが、私の場合は綺麗好きというか、汚いのが嫌いというのが、本当のところです。汚い部分を見つけると、どんなに忙しくても、他にやることが山ほどあっても、汚い部分を掃除せずにはいられません。疲れていて泥のように眠りたい時でも、汚い部分を見つけてしまうと見過ごせません。ガラスは綺麗な反面、汚れやすくもあります。梅雨時期の窓ガラスなんて、掃除しても掃除しても汚れてくるので、1週間のうちに何度も窓ガラス掃除をしなければいけないので、本当に辛いです。汚れにくい窓ガラスがあればいいのに、心からそう思います。
陶器は透明ではないので、安心して使うことができます。水痕や手垢も残りにくいです。でもガラスはピカピカに磨き上げないとダメ。窓ガラスもそうですから、もし自宅の窓ガラスが全て陶器でできていたら、私は疲れている時に、ゆっくり眠ることができるのですが。こんな悩みは、とても陶芸教室のお仲間やママ友たちには言えません。ちょっと病的だと思われてしまうのが怖いからです。でも、先日友達の1人が、ご自宅をリフォームした際に窓ガラスの交換もしたと言っていたのが気になっています。今は窓ガラスも機能が沢山あるそうで、ただ割れにくいとか丈夫だというだけではないそうです。もしかしたら、私が求めている、汚れにくい窓ガラスというのもあるかもしれません。他の人に気づかれないように、今度そのお友達に、窓ガラスの交換のことを、相談してみようかと思っています。