窓ガラス、こんなに簡単に割れるようでは不安です

mado_wareru強風くらいではそう簡単に割れない窓ガラスですが、それ以上の強度は通常のガラスに期待できません。そもそもガラスは薄くそのぶん透明であればこそ役目を果たしているわけで、強度はどうしてもある程度犠牲になってしまうのです。

しかしそのいっぽう、キズがつきにくいという意味でガラスの強度はほかに類を見ないほど高いと言えるでしょう。単に割れるのがイヤだというならば、ガラスではなく透明なプラスチックで良いことになります。実際にそうした特殊素材を使った窓もありますが、すぐに細かいキズがついてしまうために、透明度があっという間に落ちてしまいます。ガラスがいかに傷には強いかということが良く分かる事例です。

しかしいくら特性上仕方がないことだとしても、窓ガラスが簡単に割れることは防犯上好ましくありません。空き巣に代表される侵入盗の経路は7割近くが窓ガラスであるとも言われていますから、そこがいかに脆く簡単に侵入を許してしまっているかが良く分かるというものでしょう。

もちろん、泥棒以外にも窓ガラスが割れる要素はあります。近年の異常気象は大型の台風をいくつも発生させていますが、強風によって飛ばされた屋根の瓦や看板などが、窓ガラスに衝突して割ってしまうことがあります。このとき、近くに住人がいれば大けがをするかもしれませんし、内部に吹き込む強風と雨は、家財道具や家電製品に大きな被害をもたらすでしょう。

いまや窓ガラスに高い強度が求められる時代です。窓ガラスは現在、大きく分けて二種類の強度をもつにいたりました。ひとつはガラス表面の張力によって従来のガラスの3倍程度の強度をもつ強化ガラスです。自動車のフロントガラスにも採用されています。そしてもうひとつが特殊フィルムによって貫通を防ぐ防犯ガラスです。こちらは空き巣の侵入対策に大きな効果を発揮すると言われます。
どちらも強いガラスですが、用途によって使い分けが重要でしょう。